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これから…

そして また私は握ったAKIの裾を離そうとしていました


なぜ 度々 こんな気持ちに見舞われるのか


私はほんとにAKIと離れたいのでしょうか?


忙しそうに 色んなところを飛び回ってるAKI

まるで 何事もなかったかのように


ファティは病院みたいなものだから

AKIが元気になれば このまま AKIの記憶からファティが薄くなっていくのは当たり前


便りがないのは元気な証拠だっていうじゃない



スヌーラはああ言ってるけど



AKIはこの先


東京にドップリ浸かって


ファティの知らない世界に


また 帰っていくんだよなあ


それも 当然


だって AKIは もともと そっちの人なんだもん


元気に頑張っててくれれば


欲しくなくても 情報は耳に入ってくるよ




ファティはAKIがファティを忘れる前に


自分から手を離したいのです


傷つく前に




ファティは大丈夫だよ


AKIに出会う前の生活に戻ればいいだけの話


それに来年は大暉の中学受験も控えてるんだ


うかうかしていられない




スヌーラ「ファティ  大丈夫だよ 大暉は必ず志望校に合格する

でないと 困るんだ AKIとの時間は長い方がいいからな」


スヌーラ「大暉の事は心配しないで」





私「スヌーラ  AKIは結局  このまま 元の鞘に収まって 前みたいに 頑張るんだよね」



私「いいんだ  それで

だって ファティは頑張ってるAKIが分かればそれで 幸せ   毎日を笑って暮らせる

それに 前の生活に戻ればいいだけじゃない

私は幸せだから 今のままでも十分」



これは 強がりでも何でもありませんでした

グーにしたままの手をパーにすればいい

そんな気持ちでした



AKIはファティなしでも 大丈夫




スヌーラ「俺はお前とAKIを100倍幸せにしてみせる」



スヌーラ「AKIは必ずお前の目の前に現れる

そして お前が手を伸ばせば 届くくらい近くで生活を始めるよ」



スヌーラの言葉は依然として変わりません



私「だって あんなに立派な家があるのに」



スヌーラ「もう売りに出てる  離婚だって決まった話しだ」



スヌーラ「AKIは福岡で会社を立ち上げる

5本の矢も お前の力を借りて射るつもりなんだよ」


 

私「……………。」



スヌーラ「AKIはお前なしでは やっていけないんだ

AKIはその事に もう気づいている

側に置いてやってくれないか」



本当にそれで いいんだろうか

AKIは本当にそれで 幸せなのだろうか



私「私はAKIの家と 行ったり来たりするって事? そんな事出来ないよ」



スヌーラ「出来るよ 君になら出来る」



そういえば ファティマに以前

あなたには 二つの家を渡り歩く 能力を備えといたから

って言われたことがあったっけ


その時は

そんなの いらないって

突っぱねたけど



私「ねえ  スヌーラ  これから 私とAKIはどうなるの?どうなっていくの?」



私「スヌーラの言うことは信じないけどね

だって嘘ばっかり

それでも 君には真実しか話さない 本当の事しか言わないって言うんでしょ?」



スヌーラ「僕は いつだって 君には本当の事しか喋らない」



私「だって 11月にパラレルワールドに乗るって言ったじゃない

友達とお別れディナーだってしたんだぞぉ

AKIの二回目だって教えてくれなかったし

友達から聞いて ショックだったんだから」



スヌーラ「あああ…あれは…」



スヌーラ「でも  君は僕を信じてる」



スヌーラ「そうだろう?」



私「……………。」



私「そうねえ〜AKIが目の前に現れたら

福岡に引っ越してきたら 信じるかもね」



私「(笑)無理だよ   だってAKI大殺界だもん」



スヌーラ「大丈夫だ 全ての手続きはすでに終わっている」



私「ほんと?」



スヌーラ「ああ」



ファティの心配はまだありました



スヌーラはこれから先 AKIとファティは一緒にやっていくと言うのです



それって…



今  一緒にいる家族がどうかならないと



無理な話でしょ



スヌーラ「君の家族は 間も無く崩壊する」



私「ハッキリ言うなあ」



スヌーラ「君は強いからね  君の旦那も魂レベルでは承諾済みだよ」



確かに

ハッキリ言われた方が

腹もくくりやすい



でも それって

旦那の身に何か起こるってこと?


そして 私は

悲しい未亡人の役を演じながら

AKIの所に通うわけ?

何年も?

それが 私の幸せ?


少なくとも 私は3年いや5年?は梁井家の嫁として 大暉と可哀想な家族を演じないといけないの?


それにその間は AKIとコソコソ会わないと



考えたけど

それって 時間の無駄でしょ


我ながら 薄情ですね〜私




何かが違う気がする


違う気がするんだよな〜



私「スヌーラ…やっぱり パラレルワールドに乗るの?」



スヌーラ「そうだよ  目が覚めたら 君の隣にはAKIがいる

君たちは 初めから夫婦だ」



私「じゃあ パラレルワールドのそれまでの 私は?どうなったちゃうの?」



スヌーラ「君に吸収される」



私「えっ」



スヌーラ「彼女の過去は君のものになる」



スヌーラ「統合されるまでに 少し時間が必要かもしれんが 大丈夫だ」



私「AKIも?AKIにも同じことが起こるの?」



スヌーラ「そうだ」



私「意識は?意識はこっちの二人のまま?」



スヌーラ「そうだ」

 


私「じゃあ AKIの過去の過ちは?」



スヌーラ「ないよ そんな事 初めからなかった 女性関係もなし 君だけだ

AKIの今の人生が君を大切にする為の人生でもあるからな」



私「AKIは今と同じ仕事だよね」



スヌーラ「そうだよ 君のエネルギーを乗せて仕事が出来るんだ

彼にとって これ以上の幸せはない」



スヌーラ「子供はいない 残念ながら大暉とはこの世界でお別れだ

その方が 二人の愛を高められる

その代わり AKIは君にベッタリだぞ」



スヌーラ「そして 次の世界 僕らの最後の仕事だ 人類を金星にまで引き上げる仕事が僕らを待ってる

大丈夫だ 今のAKI   パラレルワールドのAKIが十分に力を発揮してくれるから

そう 難しい事ではない

たやすい事ではないが

君と一緒なら不可能はないに等しいよ」



私「パラレルワールドには いつ乗るの?」



スヌーラ「AKIには もう少し頑張ってもらわなきゃな

君と会えたんだ

君にエネルギーをもらって 深くなるぞ

特に 愛の部分が

彼の寂しかった部分が 君の愛で全て埋まっていくんだ



私「私は?私は何をしたらいい?」



スヌーラ「何もしなくていい

AKIは必ず君のそばに やってくる

次はAKIの番だ  待っていなさい」



スヌーラ「君が考えも及ばないような未来がやってくる    

楽しみにしていなさい」



なんやかんや言っても

結局 スヌーラの導きなしでは

使命には向かえない

スヌーラの言葉なしでは

私の中に埋め込まれたチップが反応しない

それじゃ困るんだと私の魂が言ってるみたい



いつの間にか  

そうなっていくのかもしれないって思ってる私がいるのです



そして また気持ちの変化が

全てを横に押しのけても

道を作って 使命に向かわなきゃ

そんな使命感が芽生えてきてる



朝の眩しい光の中で こんな事を考えています



今日の福岡地方 晴れ晴れ晴れ

今朝の気温  −3°



AKI…

だからと言って スヌーラの言葉の全てを信じているわけではありませんよ

はい

でも これからは チョコチョコこういう お手紙も送ろうと思います



そして あなたが決めてください