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あなたの手

固く固く握らしめられた拳には


ゴメンなさいと後悔がいっぱい詰まってた


どんよりと歪んだ黒い色


あなたは自分の身も心も拳の中に閉じ込めて


小さな世界で もがいてた


ようやく あなたの周りにも 温かな風が近づけるようになって 少しずつ あなたの周りの氷の接着剤を溶かしていったのは いつの頃からだったか


いつしか

開かれた あなたの手は

ポカポカな春の陽射しを受けた お布団みたいに ふっくらと 私を包み 夢の中まで届けてくれる 


私の安らぎになりました


手のひらの上のゴツゴツとした いくつかのまめは いままで勝ち取った勲章の証

その まめさえも 今は私の居心地のいい 枕でいてくれます


下を覗けば そこには  いつも あなたの手

私が 転んでも 痛くないように そっと そっと

あなたは 手を差し伸べてくれてるの

私に気づかれないように


でも 私は知ってるの

そんなあなたの優しい愛にいつも いつも 守られてる事を

忘れてることの方が多いかな

ある時 ハッと気づかされる


私の心が小さくギューって縮こまった時

自分の愛を忘れそうになった時

過去を後悔してる時


あなたの愛が 私の心を溶かしてくれる


あなたの愛で息も出来ないほどいっぱいにしてくれる


そして 私は感謝するんだぁ

あなたが いつも私の側にいてくれる事を


あなたは いつもの 当たり前の笑顔で返してくれるだけだけど


それでも あなたは決して 忘れたわけじゃない

あの時の拳を

拳の中にあった あの時のあなたの苦しみを

裏返しにした手袋で みんなに優しくしてくれる

人の痛みを自分の傷と共鳴させながら




いつしか そんなあなたの希望の手は

どんどん大きくなって 地球も丸ごとスッポリと包んでる

夜空に瞬く星たちの柔らかな光のような優しさとムートンのようなふかふかであったかな大きな愛で


スッポリと



喜ぶだろうなあ

私の大好きな地球

世界中の人々の笑顔と喝采に包まれ

地球に生えた たくさんの白い羽は一斉に羽ばたいて 浮上して行きました

地球の好みの色のところまで





そしたらAKIの野生も満足してくれるかな


AKIの満足そうな笑顔にファティも笑顔がこぼれてる




ファティ今気づいたよ

地球の全体は今 

囚われの世界にいるんだね




黒はね 全ての色が強い引力で引かれあった重い重い小さな塊


でも その一つ一つの色が 自ら光だせば 

黒かった小さな塊は 眩いばかりの光と共に白く輝き始めるの




そう


白になる




今まで 膝を抱えて丸まってた 色たちは 外に向かって解放され 飛び立って行きます

自由を勝ち得た白い鳩のように

これが 本当の私だったんだと歓喜しながら


人って一瞬で変われるんだね


そんな事を目の当たりにした経験も あったんだった




今日もまた あなたの優しい手の温りに包まれて  一日の幕を下ろすことにしましょう

꒰ღ˘◡˘ற꒱✯*・☪:.。オヤスミナサイ